お詫び


 以前作成しました経費比較表は、乳児院・児童養護施設の月額を勘違いして計算していました。
今回、指摘があり、施設定員1名あたりの年間経費で算定しなおしました。謹んでお詫びします。
 取り急ぎ、修正したPDFファイルをアップしましたので、ご参考になさってください。


    2014/10/30 sido

  20141030チラシ社会的養護経費比較(訂正版) ※PDF版はこちら⇒



☆人生初期の施設養育(乳児院)は、脳の発達に甚大な影響を及ぼす!?

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 ルーマニアの独裁者チャウシェスクは、人口を増やすことで国力をたかめようと、子どもが4人以下の家庭に「独身税(少子税)」を課しました。出生率は激増しましたが、ルーマニアの大半の家庭は貧しく子どもを育てられなかったため、多数の乳幼児が国営の大型施設に遺棄されました。1989年には、17万人以上の子どもが施設で暮らしていました。
 1989年のルーマニア革命により、チャウシェスクが処刑されてからも、ルーマニアの家庭は望まぬ子どもを国営施設に遺棄し続けていました。世界では、少なくとも800万人の子どもたちが施設に収容され、典型的な施設では、1人の大人が12〜15人の子どもを監督しています。
 施設養育よりも里親養育のほうが優れているという科学的な証拠を得るために、「ブカレスト初期養育プロジェクト」が2000年に開始されました。この研究は、ルーマニア政府の協力のもとで行われ、「施設での養育が乳幼児の神経的・感情的な発達に及ぼす効果」を、科学的な厳密さをもって調べる機会を提供しました。
 無作為に抽出した「施設養育継続グループ」「施設から里親養育へ移行グループ」「施設に入ったことのない一般家庭グループ」の3つのグループの子どもたちを10年以上にわたって調べてきました。
 ※(註)里子グループは、さらに2歳前に里親委託された子と2歳後に里親委託された子に分かれています。
 その結果、「人生最初の2年間を施設で暮らした子は、里子となった者や施設に入ったことのない子に比べて、知能指数が低く脳の活動が鈍いこと」が分かりました。
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